クレハ環境は、創業以来、廃棄物の適正処理に特化した事業を行うとともに一貫したエンジニアリングサービスも提供。会社や取り扱っている排ガス処理装置の特徴などについて紹介します。
クレハ環境は、創業以来、廃棄物を適正に処理することを重視し、地球環境保全に貢献しています。親会社である株式会社は化学メーカーであり、その技術力を継承して一般的に困難と言われている廃棄物の適正処理に特化した事業を展開。
産業系のみにとどまらず、医療系廃棄物や硫酸ピッチなどの適正処理を行い、2013年2月には低濃度PCB無害化処理に関し、環境大臣認定を取得。また、学会を通して処理技術の公開を行っているほか、環境・品質及び労働安全衛生マネジメントシステムに関するISO認証も取得しています。(2019年時点)
クレハ環境では、責任のある一貫体制により、顧客の立場にたったエンジニアリングの提案にも対応しており、事前調査から運転管理までトータルでサポートすることができます。
排ガス処理装置については、クレハ球状活性炭(G-BAC)を使用して有毒成分や悪臭成分を吸着除去しつつ、脱着再生を連続的に行う長期稼働可能な装置を開発。操作性や設置スペース、ランニングコストやメンテナンスのし易さを追求した装置であり、対象ガスや用途によって複数のラインナップを揃えています。
排ガス処理は、除害すべき物質や対応方法によって、適した装置が変わってきます。そんな時に会社や排ガス処理装置をどう選べばいいのか、具体例と共に解説します。
ガスタック・SNタイプは、クレハ球状活性炭(G-BAC)を採用することにより、工業排ガス中のVOCを連続して吸着除去することができる装置です。水溶性VOCであっても、活性炭に吸着された後に水蒸気で間接加熱され、窒素雰囲気化で脱着、冷却することにより液状で回収することができます。
ガスタック・エアクリンHNタイプは、クレハ球状活性炭により、排ガス中の悪臭成分を吸着除去しながら、脱着再生を連続的に行うことができる球状活性炭循環式脱臭装置です。脱着ガスとして窒素を使用するため、排水がほとんど発生せず処理が容易。コンパクトな設計でありながら大風量を処理することができます。
※型式50HN-B
ガスタック・エアクリンHS + 燃焼タイプは、クレハ球状活性炭を活用して、排ガス中のアンモニアを吸着除去できるだけでなく、脱着したアンモニアは焼却炉で焼却処理またはアンモニア燃料として再利用が可能です。真球状で耐摩耗性や流動性に優れたクレハ製「BAC」を使用しており、効率よく悪臭成分を除去できます。
※型式50HS-B
社名 | 株式会社クレハ環境 |
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所在地 | 東京都中央区日本橋浜町3-3-2 |