協立製作所は、研究実験設備の環境改善を図るために、ステンレスやFRPなどの耐蝕性に優れた素材を使用したスクラバーをメインに排ガス処理装置を提供。会社や装置の特徴などについて紹介します。
協立製作所は、1968年の創業以来、研究実験設備に関連するサービスの提供を第一に取り組んでいます。設備の新設、環境改善に必要なソフトサービスをメインに、コンサルティング、システム開発、設計、施工、メンテナンスにいたるまで、トータルサポートを実施。
研究実験設備用の排ガス処理にも幅広く対応しており、特注製品などによりそれぞれのシーンに合わせた機器やシステムを提供しています。
協立製作所では、排ガス処理装置などの設備導入にあたって顧客ニーズを細かくヒアリングしています。作業環境や作業動線に配慮した製品の選定、レイアウトを行い、オーダーメイドの設計、製造にも対応可能です。
また、定期的な点検を実施することで、装置の機能維持、不具合箇所の早期発見、規定風速の確保などが可能に。メンテナンスでは、洗浄塔や循環水槽の洗浄だけでなく、スクラバー電装部の点検など、細かい部分にも配慮した点検を実施しています。
排ガス処理は、除害すべき物質や対応方法によって、適した装置が変わってきます。そんな時に会社や排ガス処理装置をどう選べばいいのか、具体例と共に解説します。
トルネードスクラバー NW-T-20型は、無充填方式であるため、メンテナンスが容易。洗浄塔本体で、協立製作所独自のトルネード技術によって竜巻を起こすことができます。そのため、充填塔方式と比較して小さい動力で同等の洗浄効率を実現することが可能です。
処理風量:20~60m3/min
高耐蝕性を発揮するFRP製の小型スクラバーです。コンパクトなパッケージで小風量向けではありますが、高除去性能を発揮。メンテナンス性重視の構造、省スペースで導入、メンテナンスともに低コストを実現しています。
処理風量:25~160m3/min
スタンダードな縦型、ステンレスタイプのスクラバーです。ガス接触部分は全てステンレス製であるため、高温、有機溶剤のガス処理に適しています。1品ごとに設計製作が可能であるため、設置スペースに柔軟に対応することが可能です。
処理風量:20~500m3/min
横型タイプのスクラバーでそれほど高さを必要としないため、屋上に設置しても外部から見えにくい、屋内に設置できるなどのメリットがあります。コンパクトで運転重量の荷重分散が可能であるため、既設建物に設置しやすいことも特徴のひとつです。
処理風量:20~180m3/min
工場用として、PVC製スクラバー、FRP製活性炭吸着塔を導入した事例です。強い臭気を含む多風量ガスを処理するため、スクラバーによる水洗浄後に大型の活性炭吸着塔で臭気を吸着。耐久性に優れるFEP製であるため、多量の活性炭を使用することができます。
工場用の排ガス処理装置として、2塔式PVC製スクラバーを設置した事例です。スタンダードな縦型タイプの排ガス処理装置ですが、2種類の洗浄塔を組み合わせることによって、酸、アルカリ混合のガスでも処理を行うことができます。
社名 | 株式会社協立製作所 |
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所在地 | 東京都千代田区神田猿楽町2-5-8 |