三菱パワー環境ソリューションは大気環境対策のフルラインアップ化を目指して、環境改善に関する各種装置を開発しています。会社の特徴及びバグフィルタや電気集塵などの排ガス処理装置の特徴などについて紹介します。
三菱パワー環境ソリューションは、三菱重工メカトロシステムズ株式会社と株式会社日立プラントコンストラクションの集じん装置事業を統合して、2015年10月に発足した会社です。現在では、三菱パワーグループの一員として集じん装置をメインに事業を展開しています。
三菱パワーが有する脱硝装置、脱硫装置、ガス・ガスヒーターの技術に集じん装置を組み合わせ、大気環境対策システムのフルラインアップ化を実現。技術だけでなく、営業・サービス、調達等を含めた総合力で製品やソリューションサービスを提供しています。
三菱パワー環境ソリューションでは、大気汚染防止や廃棄物の処理、溶剤の回収や用水排水の処理など、公害防止及び環境改善に関する各種装置の開発から保守、アフターサービスまでを手掛けています。
また、排煙脱硫装置や石灰石膏法脱硫装置などのソリューションサービスも提供しており、性能改善や省エネのための補修・更新工事の提案にも対応。排ガス処理装置では、バグフィルターやアンモニア注入など、さまざまな方法で有毒ガスの無毒化に努めています。
排ガス処理は、除害すべき物質や対応方法によって、適した装置が変わってきます。そんな時に会社や排ガス処理装置をどう選べばいいのか、具体例と共に解説します。
引用元:三菱パワー環境ソリューション公式HP(https://power.mhi.com/jp/group/es/products/special_e-precipitator)
特殊電気集じん装置は、粒子の気体からの分離において粒子が気体と異なる運動をすることを利用した集じん装置。回転円筒型では、コークスやアスファルトなどを製造する過程で発生する高粘度のオイルミストを捕集することが可能です。円筒全面で連続的に掻き落とすことができるため、一般的な乾式電気集じん装置では処理が困難な煙霧体の集じんもできます。
引用元:三菱パワー環境ソリューション公式HP(https://power.mhi.com/jp/group/es/products/organic/features)
有機溶剤排ガス処理装置は、高度処理された活性炭の採用することで、捕集効率99パーセント以上と、高い数値を誇ります。また、水蒸気脱着による反応性溶剤の分解を抑制することで、不純物に強く寿命が長いのが特徴です。条件に適応した各種の自動省エネシステムで、蒸気・電力・水の消費を最少限に抑えます。
引用元:三菱パワー環境ソリューション公式HP_納入実績(https://power.mhi.com/jp/group/es/products/bugfilter/case)
微粉炭ボイラ用として石炭燃料ボイラ用バグフィルタを導入した事例です。通常6または6.9メートルのろ布の長さを9メートルにすることで、バグフィルタの設置面積を縮小することが可能に。そのため、装置の小型化が可能となり、送風機の消費電力の削減にもつながりました。
引用元:三菱パワー環境ソリューション公式HP_納入実績(https://power.mhi.com/jp/group/es/products/bugfilter/case)
セメント工業用バグフィルタをセメント焼成設備用として導入した事例です。セメント炉では微細かつ高濃度のセメントダストが発生。この排ガスをサイクロンプレダスタで素粒子を除去した後に、バグフィルタで捕集します。捕集したセメントダストは、セメントの減量として再利用することが可能です。
社名 | 三菱パワー環境ソリューション株式会社 |
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所在地 | 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8(日石横浜ビル) |